東京学芸大学天文学研究室は土橋一仁(教授)、西浦慎悟(講師)の2名の研究室から成り、それぞれが観測的手法による天文学研究を行っています。主な研究対象は土橋が星形成領域・銀河系、西浦が銀河・銀河群となっています。 詳細は以下の通り、
土橋研究室では、暗黒星雲と星形成の研究を、主に電波天文学的手法を用いて行っています。特に暗黒星雲内部での星形成の統計的な研究(どのような大きさの恒星がいくつ形成されるのか)に主眼を置いています。またここ数年は「暗黒星雲の全天カタログ」の作成にチャレンジしています。土橋研究室のページはこちらです。
西浦研究室では、「銀河環境」と「銀河の形成進化」の関わり合いの調査が主なテーマです。特にコンパクト銀河群と呼ばれる銀河集団を中心に、孤立銀河(田舎の銀河)や銀河団銀河(都会の銀河)などがどのように形成進化してきたかを観測的手法(最近は少ないですが、可視光/近赤外をメインに必要があればX線~電波まで使うこともあります)を用いて探っています。西浦のページはこちらです。
また本学天文学研究室では、上記スタッフによって、
といった各種研究計画も進められています。
- 学芸大40cm望遠鏡を用いた近接連星のモニター観測
- Digitized Sky Survey(=DSS)を用いた暗黒星雲の定量的カタログおよびアトラスの作成(2004年度完成)
- 小口径電波望遠鏡の開発・運用(東大天文センター・大阪府立大学と共同)
- 近傍銀河のHII領域の分光学的性質の研究
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