東京学芸大学 天文学研究室 設備


40cmカセグレン式反射望遠鏡

40cm望遠鏡ドーム
(夕日に映える40cm望遠鏡ドーム)

40cm望遠鏡
(40cm望遠鏡)

東京学芸大学自然科学研究棟屋上に設置されたドーム(天文学研究室トップページの画像参照)内に設置されている。メインの望遠鏡の主鏡は40cmだが、鏡筒側面には天体導入用に口径10cmの望遠鏡と口径5cmのファインダーが取り付けられている。

旧式の小口径望遠鏡であるが故に、これを用いた最新の天文学研究はほぼ不可能だが、小型望遠鏡の機動性を活かした明るい変光星のモニター観測や明るい太陽系外惑星系のトランジット観測などに使用され、ここ数年間の卒業研究で活躍している。

観測の際には冷却CCDカメラを取り付けてデジタルデータの取得に使用されるが、接眼鏡を取り付けて眼視観測をすることも可能である。

40cmカセグレン式反射望遠鏡
製作三鷹光器
口径400mm
主焦点距離1600mm
合成焦点距離5000mm
角分解能0.3arcsec
F値12.5
限界等級14.7mag

8cm屈折式望遠鏡

本研究室は5台の8cm屈折式望遠鏡を所有している。これらは主に1学年対象の「地学実験」において、学部生に望遠鏡の構造や使用原理などを解説し、簡易な観測実習を行う際に使用されている。8cm屈折式望遠鏡を使用する「地学実験」のテーマは「太陽黒点の観測」や「遠方物体までの距離測定」などである。

本研究室の8cm屈折式望遠鏡は5台とも少しづつ仕様が異なるが、基本スペックはほぼ同一のものである。詳細は表を参照して頂きたい。なお5台にはそれぞれ「うしかい」「オリオン」「カシオペア」「はくちょう」「レチクル」という星座に因んだ愛称が付けられている。

8cm屈折式望遠鏡
口径80mm
焦点距離1200mm
角分解能1.45arcsec
F値1.5
限界等級11.3mag

冷却式CCDカメラ

本研究室は2台の冷却式CCDカメラを所有している。これは主に40cmカセグレン式反射望遠鏡に取り付けて使用される。CCDカメラを用いることによって、様々な天体のデジタルデータを取得することが可能となり、より高精度な測光観測を行うことが出来る。なおデジタルデータの解析には本研究室のPCにインストールされている様々なアプリケーションを用いる。

CV-04E
( MUTOH CV-04E )
SV-16E
( MUTOH SV-16E )

冷却式CCDカメラ
機種名MUTOH CV-04EMUTOH SV-16E
製作光映社光映社
CCD素子KODAC KAF-0400
CCD面積6.9mm×4.6mm13.8mm×9.2mm
画素数765×5121552×1036
画素サイズ9micron×9micron9micron×9micron
A/D変換18bit
冷却機能気温-40℃、2段ペルティエ・自然空冷
フィルターJohnson U,B,V; Cousins R,I; L(赤外カット)

開発実験室

開発実験室01
開発実験室(その1)
開発実験室02
開発実験室(その2)

ハードウェア制御用のプログラム開発などはこの部屋で行っている。

分光器などの光学テストはこの部屋で行われている。

本研究室では40cm望遠鏡ドームに, 開発実験室を所有している。ここでは、東京大学天文学教育研究センターおよび大阪府立大学と共同で「東京大学・国立天文台野辺山観測所60cm電波望遠鏡」(=VST1)のリニューアル計画の一環として、VST1用のチョッパーが製作され、分光器(仮称「GAKUGEI1号」、おいおい)などの組み立てが行われた。VST1は以前、国立天文台野辺山宇宙電波観測所の構内に設置されていた口径60cmのミリ波電波望遠鏡である。小口径の機動力を活かし、銀河系内の星形成領域の広域サーベイで大いに活躍した。

さらにこれと並行して、本研究室では大阪府立大学と共同で1.5m電波望遠鏡の開発が進められ、1.5m電波望遠鏡用の分光器や制御用のソフトウェア開発が行われた。

今後も、様々な光学望遠鏡や電波望遠鏡の開発研究に使用される予定である。


天文学研究室書庫

本研究室では主要な天文学学術雑誌を始め、天文学・物理学専門書を随時購入している。本研究室で閲覧できる学術雑誌としては、

などがあったが、MNRASについては2002年度、PASPは2005年度, A&Aは2012年度, AJとApJ, ApJS, ApJLは2016年度をもって購入を中止した。

天文学は他の自然科学分野に比べても学術雑誌の種類が多く、また最新の天文学の研究成果は欧文学術論文雑誌でしか情報を得ることが出来ない。それ故に小規模な天文学研究グループで多くの学術雑誌を揃えることは難しく、本研究室の規模でこれほどの天文学学術雑誌を揃えているのは全国でも稀有であったが、年を追うごとに大きくなる研究費削減の波に抗うことは難しく、事実上全ての学術雑誌の講読を中止とした。


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Created: Mon Sep 27 16:17 JST 2004
Last modified: Tue Oct 18 12:05 JST 2016


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