3. 暗黒星雲画像の作成
3.1 星の検出
星像が写っているDSSのプレート(イメージ)毎に,星の位置とカウント値(写真濃度)の積分値を測定した.星の写っていない領域でのカウント値 (Sky density) を測定し,その値から3σノイズレベル以上の強度を持つ隣接したピクセルのグループを一つの星として検出した.星の位置の測定は,星のカウント値で重みを付けたピクセル座標を求め,赤道座標や銀河座標に変換した.個々の星について,星を構成するピクセルが持つカウント値の合計をその星の積分写真濃度(黒み)として記録した.3σ以上のカウント値を持つピクセルのグループが2個以上のピークを持つ場合には,複数の星が接近しているものとして,個々のピークを星として分離し,同様の処理を行った.
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