暗黒星雲の広域探査(近赤外線):発表年2011,2013年

  • 近赤外線のデータベースである 2Micron All Sky Survey (JHKの3バンド) を利用して、近赤外線の色超過マップと減光量マップを作成し、 暗黒星雲の全天地図の作成に取り組みました。「暗黒星雲の広域探査1」に比べて、遠方の暗黒星雲まで検出できました。

    DSS/2MASS

  • 専門的な学術論文です(Publications of the Astronomical Society of Japan, Vol.63, No.SP1, pp.S1--S362,2011)。
  • 公開しているデータベースのページです。

    暗黒星雲の広域探査(可視光):発表年2005年

    • 東京学芸大学の暗黒星雲グループでは、光学写真のデータベースである Digitized Sky Survey I(北天Rバンド、南天Bバンド、銀河面Vバンド)を利用して、暗黒星雲の全天地図の作成に取り組みました。

  • 天文月報へ投稿した解説記事です。
  • 専門的な学術論文です(Publications of the Astronomical Society of Japan, Vol.57, No.SP1, pp. S1-S368,2005)。
  • 公開しているデータベースのページです。

    星の光度関数に関する研究:発表年2001年

    • 暗黒星雲の中で生まれる星の明るさや重さ(質量)が、母体の暗黒星雲が置かれている環境(暗黒星雲の外圧)や暗黒星雲の重さ(質量)とどのように関係しているのかを、観測的に調べた研究です。大きな暗黒星雲ほど、また高圧下の暗黒星雲ほど、大きな星を作りやすいことを見い出しました。

  • 天文月報へ投稿した解説記事です(天文月報、1998年、Vol.92、No.11、pp.553-561)。
  • 専門的な学術論文です(Publications of the Astronomical Society of Japan, Vol.53, No.1,p.85-92, 2001)。

    インターネットやプラネタリウムで鑑賞できる暗黒星雲画像の開発

    • 「暗黒星雲の広域探査計画」で得られた研究手法と結果を用いて、インターネットで利用できる天文教材を2つ開発しました。1つは、Digitized Sky Survey のデータ(星野写真)をダウンロードし、暗黒星雲の減光量をスターカウント法で求めるという天文教材です。学部レベルの学生を対象とした、比較的高度な教材です。もう1つは、「広域探査計画」で得られた暗黒星雲の美しい映像を平易な解説文とともにまとめた「暗黒星雲博物館」です。イメージ的に捉えにくい暗黒星雲の具体的な資料として、学校や科学館での利用を念頭に置いて開発しました。一般家庭からアクセスして、自然の美しさを鑑賞できるギャラリーとしてもご利用頂けます。 これらの教材は、「広域探査計画」に貢献した二人の学生さんらに、教育論文としてまとめさせました。

  • 暗黒星雲についての紹介のページです。

    原始太陽系、原始惑星系の統計的研究


    大質量原始星の観測的研究


    木曽シュミット望遠鏡による暗黒星雲の研究


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