あ~昔(院生、ポスドクの頃)は良かった。確かに未来に不安はあったけれど、日々研究に打ち込むことができた。あの頃、確かに僕は研究者だった。あの頃は力技で時間にものを言わせてデータ解析をすることも出来た。でも今はそうじゃない。経済的な不安は多少解消されたものの、それと引き換えに研究者として大切な研究時間と、人として大切な人間性を失っていくのを日々感じている。いつまで僕は嫌いな僕にならずにいられるだろうか・・・
とまぁ、ようするに今は貴重になった研究時間を有効に使うために、今更ながら自分用に細々したデータ解析用スクリプトを作って、ここに置いてある、ということです(笑)。
[注意!!]:ここは、西浦クンが個人的に使用しているミニ・スクリプトの置き場所です。このページは、これらミニ・スクリプトを不特定多数に向けて公開するためではなく、あくまで個人的なスクリプトの保管庫に過ぎません。従って、本ページから入手したスクリプトを用いて生じたトラブル・損害などについては一切責任を持ちません。またスクリプトの整備やバグ取り、バージョンアップなども、西浦クンの都合以外には一切行いませんのでそのつもりで。勿論、これらスクリプトについての質問についても一切受け付けません。まぁ、これを使う必要がある人がそんなにいるとは思えませんけどね(爆笑)。
- Kiso105cmシュミット+2kCCD用スクリプト:
- 自動画像解析IRAF用バッチ・スクリプト:
以下の機能を有する2k-CCDデータ解析用IRAFバッチ・スクリプト群2007.12.04版[DL]
(IRAFがインストール済であること)
- バイアス画像を選別・合成する
- 任意のフィルターに対するフラット画像を選別・合成する
- 任意のフィルターに対する天体画像のバイアス引き、フラット・フィールディングを行う
- 任意のフィルターに対する、フラット補正済み天体画像のスカイ引きを行う
- 自動画像解析シェル・スクリプト:
上記IRAF用バッチ処理スクリプトを、シェルスクリプトにしたもの2010.03.10版[DL]
IRAFをインストールしていればコマンドラインから簡単な解析処理を行うことができる。また IRAF/APPHOT/daofind を使って、星像の平均FWHMを測定するスクリプトも含まれている。(IRAFがインストール済であること)- 標準星画像「半」自動測光シェルスクリプト(Landolt標準星の一部のみ対応):
以下の機能を有する2k-CCDデータ解析用シェルスクリプト群2008.12.19版[DL]
(IRAF・SExtractorがインストール済であること)
- 画像中の点源の平均FWHMを測定する
- 点源のうちLandolt標準星を抜き出して、等級のゼロ点を算出する(color-term補正無し)
- Kiso105cmシュミット+1kCCD用スクリプト:
- 標準星画像「半」自動測光シェルスクリプト(Landolt標準星の一部のみ対応):2008.09.07版[DL]
(IRAF・SExtractorがインストール済であること)
- Kiso105cmシュミット+KONIC用スクリプト:
以下の機能を有するKONICデータ解析用IRAFバッチ・スクリプト群2008.10.01版[DL]
(IRAFがインストール済であること)
- FITSヘッダーから簡易観測ログを作製し、さらにフィルター毎(J,H,K')に分割出力する
- 生画像からPreスキャン・Overスキャン領域を切り取る
- 本スクリプト群による一時ファイルを全て削除する
- 入力リストからダークを選別・合成し、リスト中の生天体画像から差し引く
- ダーク差引き済み天体画像を上半分と下半分に切り分ける
- ダーク差引き済み天体画像からフィルター別かつ上下別々にセルフ・フラットを合成する
- ダーク差引き済み天体画像とフラット画像から上下別々にバンド毎にフラット処理をする
- フラット済み天体画像からフィルター別に上下別々にIRAF/imsurfitで背景光を差し引く
- スカイ差引き済み天体画像の上下を合わせて一枚に戻す
- スカイ引き&画像再生後のフォーマット変換:1040x540 --> 1040x1040
- UH88+8k-mosaicCCD用スクリプト:
以下の機能を有するUH88+8kモザイクデータ解析用シェルスクリプト群2008.12.16版[DL]
(IRAFがインストール済であること)
- FITSヘッダーから簡易観測ログを作製する
- 任意のCCDチップについて、任意の露光時間のダーク画像を合成する
- 任意のCCDチップについて、フラット画像を合成する
- 任意のCCDチップについて、ダーク引きとフラット・フィールディングを行う
- 任意のCCDチップについて、フラット補正済み画像のスカイ引きを行う(非推奨)
- 任意のCCDチップについて、ダークの生画像を消去する(HDDの容量確保用)
- 任意のCCDチップについて、フラットの生画像を消去する(HDDの容量確保用)
- その他:
- 可視光撮像データ解析マニュアル(2009.12.10版):[LaTeXソース:DL][pdfファイル:DL]
- 恒星の等級システム変換計算用シェル・スクリプト:[DL]