宇宙塵(星間塵・Cosmic Dust):作成中

 星間物質のうち固体の成分を宇宙塵または星間塵という. 

天の川の中に見える黒い部分は,天の川の星の光をその前にある宇宙塵が遮っていると考えられている.宇宙塵はふつうの星間ガスのなかに存在し,背景の星の光を赤くしたり(星間赤化),吸収している(星間吸収).宇宙塵の化学的な組成はいまだはっきりしていない.


もっと詳しい説明

 星間物質のうち固体の成分を宇宙塵または星間塵という.散光星雲は近くにある星の光を雲の中の宇宙塵が反射するために輝いて見えるのである.また,暗黒星雲は宇宙塵によって星の光を吸収してまわりより特に暗くなっていることでその存在がわかる.このように星間雲には宇宙塵が多く集まっていることがわかる.星間雲だけでなく,あらゆる所に宇宙塵は存在する.それは銀河内のどの方向でも星の光の散乱・吸収(減光)が起こることからもわかる.減光の度合いは,特に星間雲のない方向で,1000光年につき可視光で約10%ぐらいである.星間雲もふくめて,平均するとその約5倍の減光となる.物質の量でいうと,1平方cmあたり,約2等級の星間物質を通過すると星の光が半分が吸収または,散乱されて減光することになる.


引用文献

・上条文夫(1987):星間物質[星間塵].小平桂一ほか監修(1987):天文の事典,平凡社