西浦クンは「ト」がかなり好きです。「ト」というのは「トンデモ」の略です。「トンデモ」はもともと「トンデモ本」に由来します。「トンデモ本」とは、この概念を世に送り出した「と学会」によると「著者が意図した以外の方法で楽しく読める本」です。この定義から、結果的には多くの疑似科学本やオカルト本が「トンデモ本」にカテゴライズされることになります。本ページでは、「ト」に興味ある方々へ、私が購入した書籍の中から「トンデモ本」に関連したものを紹介いたします。
「と学会」はSF作家山本弘氏をはじめ、多くの作家や落語家、研究者、サラリーマン、宗教家など「ト」に興味ある人々が参加する「トンデモ本」の愛読・愛好団体です。決して疑似科学を糾弾する団体ではありませんが、「トンデモ本」の中には疑似科学本が多く含まれているため、一見そのように見られがちのようです。
- 『トンデモ本の世界』と学会編、1995年05月、洋泉社(文庫版あり)
- 『トンデモ本の逆襲』と学会編、1996年04月、洋泉社(文庫版あり)
- 『トンデモ本1999』と学会、1999年01月、光文社(文庫版あり『トンデモ本の世界Q[楽工社文庫]』)
- 『トンデモ本女の世界』と学会・著、1999年12月、メディアワークス
- 『トンデモ本の世界R』と学会著、2001年10月、太田出版
- 『愛のトンデモ本』と学会著、2003年08月、扶桑社
- 『トンデモ本の世界S』と学会著、2004年06月、太田出版
- 『トンデモ本の世界T』と学会著、2004年06月、太田出版
- 『トンデモ本男の世界』と学会著、2004年08月、扶桑社
- 『トンデモ本の世界U』と学会著、2007年10月、太田出版
- 『トンデモ本の世界V』と学会著、2007年10月、太田出版
- 『トンデモ本の世界Q』と学会著、2009年08月、楽工社文庫(『トンデモ本1999』[光文社]改訂)
- 『トンデモ本の世界W』と学会著、2009年10月、楽工社
私個人としては、「と学会」本来の活動は『と学会白書シリーズ』や『と学会年鑑シリーズ』に顕著に現れていると感じています。最近の『と学会レポート』も後にリストした Skeptic Library の軽いバージョンという感じでお気に入りです。
- 『と学会白書VOL.1』と学会・著、1997年09月、イーハトーヴ
- 『トンデモ世紀末の大暴露』と学会・著、1998年04月、イーハトーヴ
- 『と学会年鑑2001』と学会・著、2001年01月、太田出版
- 『と学会年鑑2002』と学会・著、2002年02月、太田出版
- 『と学会年鑑BLUE』と学会・著、2003年05月、太田出版
- 『と学会年鑑Rose』と学会・著、2005年06月、楽工社
- 『と学会年鑑YELLOW』と学会・著、2006年04月、楽工社
- 『と学会年鑑GREEN』と学会・著、2006年06月、楽工社
- 『と学会年鑑ORANGE』と学会・著、2007年04月、楽工社
- 『と学会年鑑AQUA』と学会・著、2008年04月、楽工社
- 『と学会年鑑BROWN』と学会・著、2009年02月、楽工社
- 『と学会年鑑KIMIDORI』と学会・著、2009年05月、楽工社
- 『と学会レポート・人類の月面着陸はあったんだ論』山本弘、植木不等式、江藤巌、志水一夫、皆神龍太郎、2005年12月、楽工社
- 『と学会レポート・原田実の日本霊能史講座』原田実、杉並春男、2006年10月、楽工社
- 『と学会レポート・ギボギボ90分!』永瀬唯、植木不等式、志水一夫、本郷ゆき緒、皆神龍太郎、2006年12月、楽工社
- 『と学会レポート・オタク的中国学入門』明木茂夫、2007年7月、楽工社
私個人の分類上『トンデモ本』『白書』『年鑑』『レポート』シリーズに含まれませんが、いずれも名著揃いです。
- 『トンデモ超常現象99の真相』と学会著、1997年月、洋泉社(文庫版あり)
- 『トンデモ・超常学入門』志水一夫、1997年月、草思社
- 『トンデモ・ノストラダムス解剖学』志水一夫、1998年月、草思社
- 『トンデモ大予言の後始末』山本弘(と学会会長)、2000年月、洋泉社
- 『トンデモUFO入門』山本弘、皆神龍太郎、志水一夫、2005年月、洋泉社
- 『ダ・ヴィンチ・コード最終解読』皆神龍太郎、2006年、文芸社
- 『新・トンデモ超常現象60の真相』皆神龍太郎、志水一夫、加門正一、2007年02月、楽工社(2001年刊行『新・トンデモ超常現象56の真相』の増補改訂版)
- 『新・UFO入門』唐沢俊一、2007年05月、幻冬舎新書
- 『トンデモ日本史の真相-と学会的偽史学講義』原田実、2007年06月、文芸社
- 『トンデモ超常レポート傑作選』志水一夫、2007年08月、楽工社
- 『「環境問題のウソ」のウソ』山本弘、2008年01月、楽工社
- 『日本化け物史講座』原田実、2008年02月、楽工社
- 『UFO学入門-伝説と真相』皆神龍太郎、2008年03月、楽工社
- 『スピリチュアルワールド見聞記』植木不等式、2008年06月、楽工社
- 『トンデモ音楽<ミュージック>の世界』唐沢俊一編、と学会+α著、2008年07月、小学館
- 『トンデモマンガの世界』と学会著、2008年08月、楽工社
- 『トンデモ偽史の世界』原田実、2008年09月、楽工社
特定のテーマに対して、みっちり調査・議論を行っています。一つのシリーズの実験報告書を書籍に起こしたような感じです。しかしこのシリーズの「05」って何なのでしょう?情報下さい。
- 01『ノストラダムスの大誤解』ジェイムズ・ランディ、1999年5月、太田出版
- 02『スタイビング教授の超古代文明謎解き講座』ウィリアム・H・スタイビングJr.、1999年10月、太田出版
- 03『ニッケル博士の心霊現象謎解き講座』ジョー・ニッケル、2000年3月、太田出版
- 04『輪廻体験-神話の検証-』ポール・エドワーズ、2000年9月、太田出版
- 06『新・トンデモ超常現象56の真相』皆神龍太郎、志水一夫、加門正一、2001年8月、太田出版
- 07『古代文明の謎はどこまで解けたかI』ピーター・ジェイムズ、ニック・ソープ、2002年7月、太田出版
- 08『古代文明の謎はどこまで解けたかII』ピーター・ジェイムズ、ニック・ソープ、2004年1月、太田出版
- 09『古代文明の謎はどこまで解けたかIII』ピーター・ジェイムズ、ニック・ソープ、2004年12月、太田出版
分類としては「その他」ですが、疑似科学批判本としてはむしろ基本中の基本の書籍が多く含まれています。特に古いものですがマーティン・ガードナー『奇妙な論理I・II』やカール・セーガン『人はなぜエセ科学に騙されるのか(上・下)』(文庫版での年代は新しいが...)は基本中の超基本でしょう。
- 『世界はこうしてだまされた《さらばUFO神話》』高倉克祐、1994年08月、悠飛社
- 『世界はこうしてだまされた《UFO神話の破滅》』高倉克祐、1995年02月、悠飛社
- 『講座 超常現象を科学する ミステリーサークル黙示録』ジョン・マックニッシュ著、田中嘉津夫訳、1997年02月、かもがわ出版
- 『人はなぜエセ科学に騙されるのか(上)』カール・セーガン、2000年11月、新潮文庫
- 『人はなぜエセ科学に騙されるのか(下)』カール・セーガン、2000年11月、新潮文庫
- 『偽史冒険世界-カルト本の百年』長山靖生、2001年08月、ちくま文庫(単行本は1996年06月筑摩書房より)
- 『人類はなぜUFOと遭遇するのか』カーティス・ピーブルズ、2002年07月、文春文庫
- 『奇妙な論理I』マーティン・ガードナー、2003年01月、ハヤカワ文庫
- 『奇妙な論理II』マーティン・ガードナー、2003年02月、ハヤカワ文庫
- 『なぜ人はニセ科学を信じるのかI』マイクル・シャーマー、2003年08月、ハヤカワ文庫
- 『なぜ人はニセ科学を信じるのかII』マイクル・シャーマー、2003年08月、ハヤカワ文庫
- 『インチキ科学の解読法』マーティン・ガードナー、2004年08月、光文社
- 『トンデモ科学の見破りかた』ロバート・アーリック著、垂水雄二・阪本芳久訳、2004年、草思社
- 『99.9%は仮説』竹内薫、2006年02月、光文社新書
- 『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』スーザン・A・クランシー著、林雅代訳、2006年08月、ハヤカワ文庫
- 『反★進化論講座-空飛ぶスパゲッティ・モンスターの福音書』ボビー・ヘンダーソン著、片岡夏実訳、2006年12月、築地書館
- 『水はなんにも知らないよ』左巻健男、2007年02月、ディスカヴァー携書
- 『怪しい科学の見抜きかた』ロバート・アーリック著、垂水雄二・阪本芳久訳、2007年12月、草思社
- 『トンデモ仮説の世界-まだ9割の人がだまされている』竹内薫、2008年02月、徳間書店
- 『白い仮説 黒い仮説-ニセ科学を見破る思考実験』竹内薫、2008年03月、日本実業出版社
- 『謎解き超常現象』ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)、2009年05月、彩図社
当然「トンデモ本」そのものにも目を通す必要があります。結構読んでクラクラ来るので辛いです。何故か徳間書店からの出版が多いです(笑)。
- 『悪魔が生んだ科学-永久機関工学の栄光と悲惨』山田久延彦、1989年、カッパサイエンス、光文社
- 『ホーキング宇宙論の大ウソ』コンノケンイチ、1991年、徳間書店
- 『ビッグバン理論は間違っていた』コンノケンイチ、1993年、徳間書店
- 『アインシュタインの相対性理論は間違っていた』窪田登司、1993年、徳間書店
- 『「相対論」はやはり間違っていた』窪田登司、石井均、後藤学他、1994年、徳間書店
- 『科学をダメにした7つの欺瞞―ニュートンとアインシュタイン』ヴァン・フランダーン、後藤学、千代島雅、コンノケンイチ、1995年、徳間書店
- 『天才物理学者たちの世界を欺いた科学10大理論』千代島雅、1995年、徳間書店
- 『死後の世界を突きとめた量子力学』コンノケンイチ、1996年06月、徳間書店
- 『それでもアインシュタインは間違っている』フィリップ・M・カナレフ、1997年、徳間書店
- 『電磁波安全論にだまされるな』平澤正夫、1997年、洋泉社
- 『科学はアインシュタインに騙されていたのか』後藤学、早坂秀雄、千代島雅、ハワード・C・ヘイドン他、1996年、徳間書店
- 『アポロってほんとうに月に行ったの?』エム・ハーガ、2002年、朝日出版社
- 『フォトン・ベルトの謎』渡邊延朗、2002年、三五館
- 『RESET』渡邊延朗、2002年、ガイア出版
- 『フォトンベルトの真相』エハン・デラヴィ著、愛知ソニア訳、2003年、三五館
- 『人類の月面着陸は無かったろう論』副島隆彦、2004年、徳間書店
- 『相対性理論の大嘘』森野正春、2005年、徳間書店
- 『誰も知らない『本当の宇宙』-ビッグバンは誤りだった。月は地球の母だった。』佐野雄二、2006年、たま出版