必要な時に PEGASE を使用して銀河の化学進化モデルを計算させているうちに、
どうやら、同じ条件で同じスペクトルを何度も計算させているらしいことに今更
ながら気が付いた。折角なので、このページには PEGASE を用いた計算結果を
保管しておくことにする。
SSPsによって計算されるモデルはアルファベットを用いてmodel A, B, C, ...
と表記する。またscenariosで指定するパラメータ群は数字を用いてmodel 010, 020,
030 ...と表記することにする。これらモデル名は、便宜上命名したものであり、
勿論、一般性は全く無い。なお、あまり多くのパラメータを細々と変えるのは本質的
では無いので、SSPsについては、IMFの形や恒星質量の上限値を、scenariosについて
は、Star Formation scenariosを、適当に変化させている。これら以外のパラメータ
は、基本的にはdefault値を採用している。
なお例によって、これはあくまで私個人のためのものであり、これを無断でDL
および使用したことによって生じた不利益などには一切責任は持てないことを承知
されたい。PEGASE の計算結果が必要であれば、自らコードをDL・インストール
して使用されたい。
● SSPsとscenariosによるパラメータ設定:
SSPs |
Model |
A |
B |
C |
IMF | Salpeter | Salpeter | Salpeter |
upper mass | 120Ms[Def] | 60Ms | 30Ms[Def] |
lower mass | 0.1Ms[Def] | 0.1Ms[Def] | 0.1Ms[Def] |
SN II | model B[Def] | model B[Def] | model B[Def] |
Stellar winds | yes[Def] | yes[Def] | yes[Def] |
scenarios |
Model |
010 |
020 |
030 |
close binary system | 0.05[Def] | 0.05[Def] | 0.05[Def] |
metallicity@t=0 | 0[Def] | 0[Def] | 0[Def] |
infall | no[Def] | no[Def] | no[Def] |
SF scenario | instantaneous burst[Def] | constant p1=0.01 Ms/Myr p2=100 Myr | constant p1=0.001 Ms/Myr p2=1000 Myr |
consistent evolution of the metallisity | yes[Def] | yes[Def] | yes[Def] |
substellar | 0[Def] | 0[Def] | 0[Def] |
Galactic winds | no[Def] | no[Def] | no[Def] |
Nebular emission | no[Def] | no[Def] | no[Def] |
Extinction | No[Def] | No[Def] | No[Def] |
● PEGASEによる計算結果: